HTML のきほん:最初の Web ページを作る
HTML とは何か、最小のページの作り方、よく使うタグ、リンクと画像、正しく書くためのルール。手を動かしながら最初のページを完成させます。
更新日:2026-09-25
この記事で分かること
- HTML が「何をするもの」なのか
- 自分のパソコンで HTML ファイルを作り、ブラウザで表示する方法
- 見出し・段落・リンク・画像・リストなど、よく使うタグの書き方
- 間違えやすいポイントと、正しい書き方のルール
所要時間の目安は 60 分です。最後まで進めると、自己紹介ページが1枚できあがります。
HTML とは
HTML(HyperText Markup Language)は、Web ページの「構造」を書くための言語です。文章に対して「ここは見出し」「ここは段落」「ここはリンク」と印(タグ)をつけていきます。
見た目の飾りつけ(色や大きさ)は CSS、動き(ボタンを押したら何かが起きる)は JavaScript の担当です。HTML はあくまで「骨組み」。まずはここを固めます。
準備:エディタとフォルダ
- Visual Studio Code(無料)をインストールします。
- デスクトップなどに
mysiteというフォルダを作ります(半角英数字にしてください)。 - VS Code で「ファイル → フォルダーを開く」から
mysiteを開きます。
これで準備完了です。
いちばん小さな HTML
VS Code で index.html という名前のファイルを作り、次の内容を 自分で打ち込んで 保存してください(コピーせずに打つのが上達の近道です)。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>はじめてのページ</title>
</head>
<body>
<h1>こんにちは</h1>
<p>これは私がはじめて作ったページです。</p>
</body>
</html>
保存したら、エクスプローラー(Mac は Finder)で index.html をダブルクリックしてください。ブラウザに「こんにちは」と表示されれば成功です。
それぞれの行の意味
| 行 | 意味 |
|---|---|
<!DOCTYPE html> |
「これは HTML です」という宣言。最初に必ず書きます |
<html lang="ja"> |
ページ全体。lang="ja" は「日本語のページ」という意味 |
<head> |
ページの設定を書く場所。画面には表示されません |
<meta charset="UTF-8"> |
文字コードの指定。これがないと日本語が文字化けします |
<title> |
ブラウザのタブに出る名前 |
<body> |
画面に表示される中身はすべてここに書きます |
<h1> |
いちばん大きな見出し |
<p> |
段落(paragraph) |
タグのルール
HTML のタグには、いくつかの決まりがあります。
- タグは
<h1>で始まり、</h1>で終わります。終わりのタグには/がつきます。 - 開始と終了の間に、中身を書きます:
<p>こんにちは</p> - タグは入れ子にできます。ただし、開いた順の逆に閉じる のがルールです。
<!-- 正しい -->
<p>これは<strong>大事</strong>です</p>
<!-- 間違い(閉じる順番が逆) -->
<p>これは<strong>大事</p></strong>
<br>や<img>のように、終了タグがないものもあります。- 半角スペースや改行はいくつ入れても、画面上では1つ分として扱われます。
よく使うタグ
見出し:h1〜h6
<h1>ページの題名(1ページに1つ)</h1>
<h2>章の見出し</h2>
<h3>節の見出し</h3>
数字が小さいほど大きな見出しです。「大きく表示したいから h1」ではなく、文章の階層 で選びます。
段落と改行
<p>段落は p で囲みます。</p>
<p>行の途中で<br>改行したいときは br を使います。</p>
リンク:a
<a href="https://www.google.com/">Google を開く</a>
<a href="about.html">自己紹介ページへ</a>
href に移動先を書きます。同じフォルダにある別のファイルなら、ファイル名だけで指定できます。
画像:img
<img src="cat.jpg" alt="ひなたぼっこをする猫">
src に画像ファイルの場所、alt に「画像が表示できなかったときの説明文」を書きます。alt は目の不自由な方の読み上げにも使われる、大事な属性です。画像ファイルは index.html と同じフォルダに置いてください。
リスト:ul / ol / li
<ul>
<li>りんご</li>
<li>みかん</li>
</ul>
<ol>
<li>粉を混ぜる</li>
<li>焼く</li>
</ol>
ul は順番のない箇条書き(点)、ol は順番のある箇条書き(数字)です。中身の1項目が li です。
強調:strong / em
<p>提出期限は<strong>金曜日</strong>です。</p>
strong は「重要」、em は「強調」。見た目を太くしたいだけなら、あとで CSS で行います。
まとまり:div / span
<div class="profile">
<h2>山田 太郎</h2>
<p>趣味は<span class="hobby">ランニング</span>です。</p>
</div>
div はブロック(かたまり)、span は文の一部を囲むための「意味のない箱」です。CSS で装飾するときの目印として使います。class は、その目印につける名前です。
やってみよう:自己紹介ページ
次の内容を含むページを、自分で書いてみてください。
- 見出し(h1)に自分の名前かニックネーム
- 自己紹介の段落を2つ以上
- 趣味を箇条書き(ul)で3つ
- 好きなサイトへのリンクを1つ
- 画像を1枚(自分で用意した写真やイラスト。無料素材でも構いません)
書けたらブラウザで開いて、表示を確認してください。文字を変えて保存し、ブラウザを更新(F5 または Cmd+R)すると反映されます。
つまずきやすいところ
- 日本語が文字化けする →
<meta charset="UTF-8">がheadの中にあるか確認。VS Code の右下が「UTF-8」になっているかも確認。 - 画像が出ない → ファイル名の大文字小文字、拡張子(
.jpgと.jpegは別)、同じフォルダにあるかを確認。 - 変更が反映されない → 保存し忘れが最も多いです。VS Code のタブに●がついていたら未保存です。
- 全角スペース → コードの中に全角スペースが混ざると動かなくなることがあります。VS Code では全角スペースが目立つように表示されます。
まとめ
- HTML はページの「構造」を書く言語。見た目は CSS、動きは JavaScript。
<!DOCTYPE html>→html→headとbodyの骨組みを覚える。- タグは開いた順の逆に閉じる。
- 見出しは階層で選ぶ。画像には
altを書く。
次は「CSS のきほん」で、このページに色とレイアウトをつけていきます。